面接で落ちるフラグはある?選考を突破するためのポイントを解説

就活

面接では、面接官からあるアクションが取られると、「合格もしくは不合格の可能性が高まる」という「合格フラグ」や「不合格フラグ」という言葉があります。

例えば、面接時間が想定よりも短い場合、「面接官に見切りをつけられて、落ちたんだな…」と感じる人も多いのではないでしょうか?

今回はフラグに遭ったときの対処法や面接での突破の可能性を高められるポイントを解説します。

 不合格フラグがあると必ず落ちる?

合否を見極められるフラグは存在しない

まず、結論として合格・不合格フラグを必ず見極められる方法はありません。ネットでよく言われる不合格フラグに遭遇したからといって、合否が決まるという訳ではないのです。 

例えば、先ほどの「面接時間が短い」というケースも、人事が「既に合格が決まっていて、質問をすることがない」というパターンもあります。加えて、「面接時間が想定より長い」ケースも、「学生に興味があり人事がたくさん質問している」パターンと「質問に対して学生が中々答えてくれず、時間がかかっている」というパターンもあります。

要は、フラグに遭遇する=合否が決まるという訳ではないので、あまり気にしすぎないように注意しましょう。

フラグよりもその時の振る舞いが大事

フラグよりも大切なのは、その時の対応の仕方です。面接では、時には「自分の話した内容をめちゃくちゃ理詰めしてくる」面接官に遭遇することもあります。

自分が想定していないこともどんどん聞かれて、対応に困ってしまうこともありますが、その時に一生懸命に考え抜いた内容を伝えることが大切です。

フラグだけでは合否は決まりませんが、フラグに対する学生の対応の仕方は、採用の合否に影響を与える可能性が大きいです。

「この学生はどれくらい忍耐強さを持っているのか」や「どれくらいロジカルに物事を考える力があるのか」といった感じに会社が採用したいと思う能力を持っているか質問を通して見極められているケースが多いです。

面接でフラグに遭ったときの対処法 

先述の通り、フラグだけで合否は決まりませんが、面接でフラグに遭遇したときは対応方法が肝心です。

ここでは、フラグに遭った時の対処法をパターンごとに解説します。 

面接官の対応が冷たい

面接官の対応が冷たいと、「自分の話した内容に興味を持っていない..」や「もう合否が決まっているから、素っ気ない対応をしている…」と感じるかもしれません。

しかし、面接官の対応を過度に意識する必要はありません。SNSを見てみると、「面接官と話が弾んだのに、落選してしまった…」という声もあり、一概に面接官の対応で合否は決まりません。

面接官の対応が冷たい場合、「公平に選考するためにリアクションを抑えている」という可能性もあります。

このような場面に遭遇した際は、臆することなく聞かれた質問に対して冷静に答えられるようにしましょう。

仕事と関係ない話ばかり聞かれる

ガクチカや志望動機を用意していたが、面接官からの質問が仕事と関係ない話ばかり聞かれることもあります。

就活サイトで選考を受けた学生の口コミを見てみると、「面接時間の半分以上が、プライベートに関する質問をされた」や「最終面接は、雑談的な質問を答えてしたら、その場で内定が決まった」という声がありました。

仕事と関係ない話を質問されるのは、学生の価値観や人柄を見ている可能性があり、不合格フラグとは言えません。

むしろ、基礎的なコミュニケーション能力を試されており、仕事とは別の質問でも真摯に答えるようにしましょう。

面接の時間が短い

面接の時間が短いケースは、以下の2つが考えられます。

  • 面接官が学生に聞きたいことがなくなった
  • 合格が決まり、深堀って質問することがない

不合格フラグとして、学生に対する興味がなくなっているパターンもありますが、既に聞きたいことを聞けて面接官が満足しているパターンもあります。

要は、合否の連絡を会社からもらうまで、面接の時間が短いのはフラグだったかどうか判断する方法はありません。

このような場面に遭遇した場合、時間の長さは気にせず、聞かれた質問にきちんと受け答えできたかが大切です。

面接官に「圧迫面接」をされた

聞かれた質問に答えていると、「その経験って会社で役に立つの?」や「話している内容がさっきと矛盾してない?」と内容を詰められるケースもあります。

話した内容を詰められるのは、一昔前では「圧迫面接」として企業と学生間で問題になりました。

一方で、現代では面接官は学生の話したことや価値観に興味があり、深堀って質問すると、「会社に圧迫面接された」と学生に捉えられているケースも少なくありません。

内容の深堀り≠圧迫面接という訳ではありません。面接官に執拗に内容を聞かれると辟易してしまうかもしれませんが、相手が聞きたいことからずれないような回答を心がけましょう。

面接で選考を突破するためのポイント

ここでは、面接で選考通過の確率が高まるポイントを4つ解説します。初めて面接を受ける場合、「答えられない質問が来たらどうしよう…」や「上手く自分をアピールできるか自信がない…」と色々不安を感じる人も少なくありません。 

しかし、以下の4つの対策をすることで、選考の通過率は誰でもぐんと上がります。

面接でよく聞かれる質問の回答を用意する

まずは、面接でよく聞かれる質問について自分なりの回答を用意することです。面接では、どの業界でも共通して聞かれる「テンプレ」的な質問があります。

まずは以下の7つの質問について、「自分ならどう答えるか」を考えてみましょう。

  • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
  • 自己PR
  • 会社の志望動機
  • 自分の強みと弱み
  • これまでの挫折経験
  • 就活の軸
  • 会社に入ってやりたいこと

これらの質問はインターンシップや本選考の面接で聞かれることはもちろん、ESの質問でも頻繁に出題されます。ESの書き方については例文もついているので、下記の記事を参考にしてください。

面接で話した内容を振り返る

面接で話した内容を自分で振り返ってみるのも今後の面接対策として役立ちます。面接官から聞かれた質問を、以下の2つに分けて分析してみましょう。

  • きちんと回答できた質問
  • 上手く回答できなかった質問

大切なのは、上手く回答できなかった質問の原因を見つけることです。

例えば、ガクチカや自己PRについて深堀りされて回答ができてない場合、自己分析が足らず、会社についての質問で回答できてない場合、その企業の仕事内容についてリサーチが足りていない可能性があります。

このように上手く回答できなかった質問の原因を見つけることで、次に同じ質問を聞かれた際に対策しやすくなります。

また、きちんと回答できたと感じた質問は、別の企業を受ける際もそのまま使えます。自分がどの質問に正しく回答できて、どこの部分が回答できなかったか分析するようにしましょう。

過去に面接を受けた人の内容を参考にする

就活サイトを使って、過去に面接を受けた人の内容を参考にするのもオススメの対策方法です。メリットとして2点あります。

  • 企業でどのような質問を聞かれたか知れる
  • 内定をもらった学生の回答を学べる

選考倍率が高い企業では、どんな質問が聞かれて、内定をもらった学生はどのように答えているか参考になります。例年、全く同じ質問が聞かれるとは限りませんが、内定者の回答を見ることで企業がどのような点を評価しているか分析できます。

過去の選考状況を調べるのにオススメなサイトは2つあります。

  • ワンキャリア
  • 外資就活

ワンキャリアや外資就活であれば、過去に応募した学生のESや選考の流れを把握できます。

「この質問がきたとき、自分ならどのように答えるか?」という視点で参考にしましょう。

友達やキャリアセンターで面接練習をする

面接では、どのような質問が聞かれるかを事前に知る「インプット」と実際の場面で自分が話す内容を伝えられるかという「アウトプット」の2つが重要です。

そして、面接は練習を重ねていくことで、どんどん上達します。初めは聞かれた質問に上手く答えられなくても、練習を繰り返すことで、スムーズに自分の話したいことを面接官に伝えられます。

面接練習として、オススメなのは大学の友達やキャリアセンターを頼ることです。

同じタイミングで就活を行っている友達と面接練習したり、キャリアセンターでフィードバックをもらったりして、面接の機会を積極的に自分から作っていきましょう。

また、面接練習は本選考直前から準備するのではなく、大学3回生の夏頃から準備を進めていきましょう。倍率が高いサマーインターンやオータムインターンでは、選考に面接が組み込まれていることもあるので、早めの対策が肝心です。

加えて、企業からインターンシップや本選考の案内がくる「オファー型就活サイト」を活用するのもオススメです。スカウトをもらうことで、面接の経験をより多く積むことができます。

中でも、「OfferBox」であれば、就活生の24万人が利用しており、ベンチャーから大手までたくさんのスカウトが届きます。OfferBoxを活用して、受ける企業の選択肢を増やしてみてください。



面接の結果を待つ間に注意する点

「合格か不合格かを確実に判断するフラグはない」ということをお伝えしましたが、他にも面接の結果を待つ間に注意する点があります。

注意点を予め把握しておけば、本選考が始まっても焦らずに納得した内定を勝ち取ることができます。注意点をポイントごとに解説していきます。

合否を気にしすぎない

先ほどの「不合格フラグ」のように、過度に1つ1つの選考の合否を気にしすぎるのは避けましょう。

面接後の結果が気になるのは当然ですが、「まだ企業から返信が返ってこない…」や「連絡が遅いから落ちたのではないか…」と心配ばかりしていては、次の受ける企業の対策ができなくなってしまいます。

結果を待つ間に不安やストレスが溜まりすぎると、次の選考に悪影響を及ぼす可能性もあります。

持ち駒を数える

面接の結果を待つ間に、現在の応募状況や進行中の選考をまとめて整理してみましょう。

現在エントリーしている企業または選考の途中(合否がまだ確定していない)の会社のことを就活で「持ち駒」といいます。

この「持ち駒」が企業のインターンシップや本選考では重要となります。

持ち駒があまりにも少なすぎると、次に受ける会社が無くなったり、新たに選考を受けるまでに時間がかかったりしてしまいます。

  • インターンシップ:10~15社ほど
  • 本選考:20~30社ほど

選考の倍率や文系・理系の違いで、持ち駒は変化していきますが、数としてはインターンシップと本選考でそれぞれこれくらいの数が必要です。持ち駒は、自分が受けたい業界からどんな会社があるかを調べてリストアップしましょう。業界地図を見たり、キャリアセンターに相談したりすることで、効率的にリストアップができます。

充分な数の持ち駒を用意しておけば、心に余裕をもって選考を受けることもできるので、早めに用意しておきましょう。

持ち駒を増やすために「オファー型就活サイト」を活用するのも有効です。 中でも、「OfferBox」であれば、就活生の24万人が利用しており、ベンチャーから大手までたくさんのスカウトが届きます。OfferBoxを活用して、受ける企業の選択肢を増やしてみてください。

大学やバイト先のスケジュールを見直す

就活を進めていく中で、日常生活との兼ね合いも大事になっていきます。特に、インターンシップの参加や本選考のエントリーが増えていくと、スケジュール調整が必須です。

例えば、大学のゼミや研究室の予定が自分が参加したいインターンと期間が重なった場合、大学の教授に迷惑をかけないように事前に伝えておきましょう。また、バイト先でも、インターンシップや本選考を受ける期間は、シフトを減らしてもらうなど、調整してもらうのが可能かどうか早めに相談しましょう。

就活が忙しくなっていくと、日々のタイムスケジュールを調整するのが大変になります。ただし、早めにスケジュールを組んでおくと、焦らずに目の前の企業の選考に集中できるので、まずはゼミやバイト先のスケジュールを把握するところから始めましょう。

まとめ

今回は、面接での不合格フラグについて解説しました。ネットでよく言われる「不合格フラグ」というのを確実に見極める方法はなく、むしろフラグに遭遇した際もしっかりとした受け答えをして面接官にアピールすることが大切です。

面接で選考を突破するポイントを正しく押さえて、スケジュールを事前に立てて、心に十分余裕を持った状態で対策していきましょう。

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