【就職活動に役に立つ】大学生におすすめのIT資格を徹底解説!

民間

IT業界への就職を考えている大学生へ向け、今回は「就職活動に役に立つ大学生におすすめのIT資格」を徹底解説します。IT資格は専門知識の証明であり、就職活動では強力な武器となるでしょう。

しかし、数多く存在するIT資格の中から、自分に適したものを見つけることは容易なことではありません。また、方向性を見失い無計画に資格取得を進めてしまうと、時間や労力を無駄にしてしまう恐れもあります。

この記事では、自分のキャリアビジョンに合った資格の選び方、そして具体的にどのIT資格が就職活動において有利なのかについて詳しく紹介します。

資格は就職の役に立つ?

理系学生の就活において、以下の3点で資格は就活に役に立つと言えます。

大学院に進学する場合のメリット

・専門知識を証明できる
・モチベーションを示せる
・採用条件になっている場合がある

それぞれ詳しく解説していきます。

専門知識を証明できる

理系の資格は、その分野の専門知識を証明することができます。例えば、情報処理技術者試験などはその分野の知識を持っていることを証明するため、企業にとってあなたのスキルセットを評価する基準になる場合があります。

モチベーションを示せる

資格を取るためには一定の時間と努力が必要です。そのため、資格を取得したこと自体が、あなたがその分野に深い関心を持っていること、また自己啓発に努力を惜しまないことを示す証拠となります。

採用条件になっている場合がある

一部の企業や職種では、特定の資格が採用条件として求められることもあります。そのため、目指す職種が特定の資格を必要としている場合、その資格を取得することは就活において非常に重要になるでしょう。

大学生のうちに資格を取るべき理由

大学生のうちに以下の3点の理由から資格を取った方が良いと言えます。

大学院に進学する場合のメリット

・就職活動で役に立つ
・勉強時間が確保しやすい
・勉強の習慣が残っている

それぞれ詳しく解説していきます。

就職活動で役に立つ

上記の通り、将来の就職活動において、自分が獲得した資格は強力なアピールポイントとなります。企業は具体的なスキルや知識を持った人材を求めており、それが資格という形で証明されていると評価されやすいです。

また、自分がどのようにして資格を取得したのか、どのような努力をしたのかという話は、面接の際に印象を残すための有力な材料になります。

勉強時間が確保しやすい

大学生は一般的に時間の自由度が高く、スケジュールの調整が容易です。大学の授業スケジュールは固定でありつつも、それ以外の時間は自由に活用できます。

そのため、資格取得のための勉強時間を確保するのに最適な環境といえるでしょう。さらに、大学の施設を利用して勉強することも可能です。

勉強の習慣が残っている

大学生は高校時代の勉強習慣が残っており、大学の授業や試験に精神的に楽に臨めます。社会人になると勉強の習慣が途絶えがちですが、その習慣は宝物です。

大学生のうちに資格の勉強を積極的に進めることで、将来的にも学び続ける力を持続させることができます。勉強習慣を大切にしましょう。

おすすめのIT資格5選

ここからは、おすすめのIT資格を5つ紹介していきます。

ジェネラリスト検定

「ジェネラリスト検定(G検定)」は、2017年から始まった新しい資格試験で、ディープラーニングの基礎知識と事業への活用能力が問われます。この試験は人工知能の研究で知られる松尾豊氏が理事長を務める日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催しており、既に多くの有名企業が取り組んでいます。

G検定は公式テキストが提供されているため、試験対策をしやすい環境が整っています。また、学生には受験料が一般の半額以下と、非常に手頃な価格で受験することが可能です。これにより、学生が新たな知識を身につける敷居を低くしています。

ディープラーニングやAIといった新しい分野については、社会人・学生問わず深い知識を持つ人がまだ少ないのが現状です。しかし、近年の企業はAIに詳しい人材を求めており、この分野に対する知識を深めることで、他者と差別化を図ることができます。

ジェネラリスト検定(G検定)は、このような新しい分野への学びに取り組むための架け橋となります。特に理系大学生にとっては、これからの社会で求められるスキルを身につけるための重要なステップとなるでしょう。

情報セキュリティマネジメント試験

「情報セキュリティマネジメント試験」は、情報セキュリティに関する専門的な知識と技術を問う国家試験です。この試験は情報処理推進機構(IPA)が主催しており、情報セキュリティに関するリスク管理や、ポリシー作成、教育・訓練など、幅広い領域の知識が求められます。

試験は一部がCBT形式で行われ、受験者は情報セキュリティの企画・実施・評価・改善といった一連のプロセスを理解し、組織における情報セキュリティマネジメントの実務能力を持つことを証明します。

この資格は情報セキュリティにおける知識と経験を証明するため、IT業界での就職や昇進のチャンスを大いに高めます。

情報化社会が進む現在、企業における情報セキュリティの重要性は日増しに高まっています。そのため、情報セキュリティに関する専門知識を持つ人材の需要は増大しています。

この試験を通じて、専門的な知識と技術を身につけることは、情報セキュリティの専門家として活躍するための重要な一歩となるでしょう。

ITパスポート試験

「ITパスポート試験」は、ITの基礎知識を証明する国家試験で、IT関連資格の入門として最適です。この試験はパソコン上で実施されるCBT(Computer Based Testing)方式を採用しており、受験結果はその場で確認可能となっています。

大学生の合格率は50%を超え、ITパスポート試験の取得は就職活動の武器になり得ます。 試験内容はAIやビッグデータなどの新しいテクノロジー、そしてアジャイルなどの最新の開発手法に関する知識を問います。

そのため、IT業界の動向を把握し、技術の基礎を理解していることを証明することができます。多くの有名企業では、この資格の取得を奨励しており、新卒採用の際にもアピールポイントとなります。

出題範囲はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野で構成されていますが、特にテクノロジ系の問題が最も多いです。そのため、理系大学生にとっては得意分野を活かして取り組むことができます。

ITパスポート試験は、ITの基本を学び、IT業界でのキャリアを考えるための出発点となる試験です。IT業界への関心がある学生にとっては、ぜひ挑戦してみる価値があります。

基本情報技術者試験

「基本情報技術者試験(FE)」はITエンジニアの一歩目となる国家資格です。ITパスポート試験よりも進んだレベルで、情報技術の知識と理解を求められる試験であり、高度なIT人材を育成するための基盤を提供します。

この試験の合格率は20~30%程度で、一見厳しそうに思えますが、IT業界での基本的なスキルと知識を問うものなので、合格すれば確かな能力の証明になります。

特に、IT系企業への就職を目指す大学生にとっては、エントリーシートに書ける大きな武器となります。範囲が広く、一定の勉強時間を必要としますが、時間を確保しやすい大学生の間に取得することを強く推奨します。

さらに、基本情報技術者試験は情報処理技術者試験の中の一つであり、より高度な「応用情報技術者試験」への道が開けるのも大きな特徴です。SE、WEBデザイナー、プログラマーを目指す方々は、まずこの試験を目指すことで、一段階上のスキルとキャリアを築くための基盤を得ることができます。

応用情報技術者試験

「応用情報技術者試験(AP)」は、ITエンジニアの進路として高く評価される国家試験です。この試験は、情報処理技術者試験の一部で、基本情報技術者試験(FE)の上位資格として位置づけられています。

応用情報技術者試験では、情報システムの企画から設計、開発、運用に至るまでの一連の流れと、ITの最新動向について深い理解と知識が求められます。この試験を通じて、情報システムの全体像を把握し、ビジネス現場で活躍できる能力を証明できます。

この試験の合格率は20%ほどで、難易度が高いですが、企業からの評価が高く、試験合格者はIT業界での就職・昇進のチャンスを大いに高めることができます。

新しい技術の発展とともに、情報システムの複雑さと重要性が増しています。この状況下で、情報システム全体を理解し、適切な意思決定を行えるITエンジニアの需要は日増しに高まっています。

そのため、応用情報技術者試験の取得は、これからのIT業界で活躍するための重要なステップとなるでしょう。

英語の資格も取得しよう

IT業界を目指す学生にとって、技術資格の取得は重要です。しかし、ITという増加するグローバル化の風潮にある分野では、英語のスキルも同様に重要です。

ビジネスの共通語としてよく知られている英語は、IT業界でも例外ではありません。TOEICやTOEFLのような認知度の高い英語資格を取得することで、世界中の同僚、クライアント、パートナーと効果的にコミュニケートすることが可能になり、英語主体で提供される多種多様なリソースや文献にアクセスできるようになります。

さらに、英語力は就職市場であなたを際立たせ、就職活動における競争力を向上させます。雇用者は強いコミュニケーションスキルを持つ候補者を高く評価し、英語の資格はその証明となります。

急速に進化するIT業界では、最新のトレンドと開発に追いつくことが最も重要です。英語力を向上させることで、最新の国際的な研究や分野の議論を理解し、アクセスすることが可能となります。

IT業界を目指す学生にとって、IT関連の資格は重要ですが、英語の資格もまた、機会を大幅に広げる可能性があります。キャリア準備戦略の一環として、英語の資格取得に取り組むことを検討してみてください。



まとめ

IT業界を目指す学生にとって、適切な資格の取得は自身の能力を証明し、他の就活生との差別化を実現する重要な手段です。「基本情報技術者」はITエンジニアとしての基本的な知識と技術を証明する資格であり、さらに高度なスキルを示すためには「応用情報技術者」への挑戦が推奨されます。

一方、社会人としてのITリテラシーやセキュリティ意識を証明するためには、「ITパスポート」や「情報セキュリティマネジメント」の取得が効果的です。テレワークの普及やセキュリティ問題の増加に伴い、これらの資格はますます重要となっています。

加えて、ディープラーニングやAIの知識を証明する「G検定」は、現代社会において求められるスキルを有していることを示す価値のある資格と言えます。特にAIの活用が注目されている現在、G検定は就職活動やキャリアアップの際の大きな強みとなるでしょう。

以上を考慮すると、IT業界を目指す学生は、「基本情報技術者」の取得を目指し、更なるスキルアップのために「応用情報技術者」に挑戦することを考える一方で、「ITパスポート」や「情報セキュリティマネジメント」を取得して一般的なITスキルやセキュリティ意識を証明し、そしてAI領域での知識を証明する「G検定」の取得も視野に入れると良いでしょう。

これらの資格を取得することで、競争の激しい就職市場で有利に活動を進めることが可能となります。

コメント

  1. […] 【関連記事】【就職活動に役に立つ】大学生におすすめのIT資格を徹底解説! […]

タイトルとURLをコピーしました