個人としてスキルアップを目指したり、大企業を受ける際に早期選考で応募したりとベンチャー企業やスタートアップを受ける学生は多数存在します。しかし、ベンチャー企業やスタートアップといっても企業規模によって異なり、一概に一括りにすることはできません。
今回は、後悔しないベンチャー企業やスタートアップの選び方を徹底解説します!
ベンチャーやスタートアップの特徴
若いうちから、「ベンチャー企業に入って成長をしたい!」や’「スタートアップで裁量権を持って働きたい」など、急激な自己成長ができる環境として、ベンチャー企業やスタートアップを選ぶ学生は少なくありません。実際に、マイナビの調査によると、「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」と答えた学生は、大企業を志望する学生とほとんど同じ割合で推移しています。
マイナビ 『2024年卒大学生就職意識調査』より引用
このように近年、ベンチャー企業やスタートアップの需要が就活でも高まっている傾向があります。
ちなみに「ベンチャー企業」と「スタートアップ」違いとして、ベンチャーは既存のビジネスモデルで収益を上げる会社なのに対して、スタートアップは新しいビジネスモデルでマネタイズをする会社のことを言います。
ベンチャーやスタートアップのメリット
ベンチャー企業やスタートアップの会社を新卒で入る場合、大企業にはないメリットを受けられます。会社の人員が限られているからこそ、複数の事業責任を任せてもらえたり、ストックオプションで多くの資金を獲得できるチャンスがあったりします。
若いうちから複数の事業を任せてもらえる
ベンチャー企業やスタートアップでは、とにかく人手不足のため、入社してから複数の事業を担当することも珍しくありません。
例えば、大手企業であれば配属先が決まっていて、やる業務も部署ごとに明確に分かれていますが、人員に限りがあるベンチャーやスタートアップでは事情が異なります。
1人の役員が複数のプロジェクトや事業を持っていることもあり、ハードな面もある一方、成長の面では若いうちから色々な事業にチャレンジできて、大きな自己成長につながります。
ストックオプション制度が使える
ストックオプションとは、日本語で「新株予約権」と言い、あらかじめ自社で決められた価格で、株を取得できる制度のことである。
例えば、ストックオプションで自社の株を「500円」で買える権利を得た場合、上場の際に株価が「2000円」の場合、すぐに売却すれば1株当たり2000ー500=1500円の利益を得ることができます。
このようにストックオプション制度は、社員にとって、会社の上場後は莫大な利益をもたらす可能性があります。
ただし、以下の点に注意する必要があります。
- 全ての社員にストックオプションが必ず付与されるわけではない
- 上場後に株価が下がる可能性もある
- 1度に売却できるストックオプションの割合が決まっている
選考の時期が早い
これはベンチャーやスタートアップの選考に関するメリットですが、選考を大企業よりも早く受けることができます。
就活の解禁は、3月からと言われますが、3月よりも早く25卒の募集をしている会社はたくさんあります。
選考の時期が早い会社を受けることができるメリットはたくさんあります。
- 就職の選択肢の幅が広まる
- 実際の人事の人と面接経験を積める
- 内定を抱えたまま大企業の選考にチャレンジできる
ベンチャー企業やスタートアップの会社を見ることで、就職の選択肢が広まり、本当に自分が働きたい会社に出会う可能性が高まります。
また、本選考が始まる前に人事と面接練習をしたり、内定をもらえたりすれば、安心して大企業の選考に望むことができ、このように大企業を志望している学生にとってもメリットがあります。
ベンチャーやスタートアップのデメリット
一方で、ベンチャーやスタートアップの選考を受ける際には、いくつか注意点があります。新卒で入る場合には、下記の注意点を確認しましょう。
福利厚生が大企業に比べて低い
大企業に比べて、福利厚生が劣る場合が多いです。例えば、募集要項を見た時に、給与は25万円でも固定残業代が含まれていたり、東京にオフィスがあるのに住宅手当がなかったりします。
特に都市部(東京や大坂)で働く場合、給与だけでなく、どのような手当(住宅手当や通勤手当)があるかしっかり募集要項を把握しておきましょう。
企業の中身が不透明
企業に関する情報も、大企業に比べて、出回っていない特徴があります。ベンチャーやスタートアップでは実際に働いている社員数が少ないため、企業のホームページ以外で、リアルな情報を手に入れる手段が限られます。
実際に説明会に参加したり、社員に質問したりして、できる限り情報を集めるのが肝心です。
労働時間が大企業より長い傾向がある
一概に全てのベンチャーやスタートアップが当てはまるわけではありませんが、比較的労働時間が長い傾向があります。
例えば、給与が大企業と同じくらいでも、「固定残業月30時間」のように残業手当が含まれている場合があります。
労働時間が長くなるのは、ベンチャーやスタートアップは社員数が少なく、1人の役員が複数の役職を持つからです。
複数の事業を持つことは、若いうちから色々な経験を通して自己成長のできる機会ではありますが、一方で労働時間が長くなります。
大学卒業後、自分がどのようなキャリアを歩んみたいかを考えたうえで、ベンチャー企業やスタートアップを選ぶのが重要です。
ベンチャーやスタートアップの選び方
ここまでベンチャー企業やスタートアップのメリットとデメリットを説明しましたが、自分にあった企業を選ぶにはいくつかポイントがあります。
会社説明会に参加する
まずは、会社説明会に参加して、企業の実像を知るのが重要です。ベンチャーやスタートアップのデメリットで、働いている社員の情報が限られているため、説明会でどのような会社員が働いているか知る必要があります。
会社説明会に参加することで、取り組んでいる事業が具体的に分かったり、新入社員がどのような仕事に取り組んだりするか情報をキャッチできます。
さらに、会社説明会では、座談会や質問をする機会が設けられていることが多く、直接社員の方と質問できるチャンスです。
自分が入りたい会社を見極めるために、下記のような質問がオススメです。質問に迷った場合は、是非使ってください。
- 「新入社員の1日のスケジュールを教えてください。」
- 「御社に入社する社員はどのような性格の人が多いですか?」
- 「入社後はどのような研修を行いますか?」
募集要項を詳しく見る
募集要項では仕事をする上で、色々見ておく必要があり、特に以下の7点は必ずチェックしてください。
①職種
②雇用形態
③給与
④就業形態
⑤勤務時間
⑥休日日数
⑦福利厚生
特に注意点が必要なのは、②、③、⑥、⑦です。会社のホームページを見て、たとえ仕事が魅力的に見えても自分が納得いく対価や福利厚生があるか見る必要があります。
興味のある会社は①~⑦について必ずチェックしましょう!
VC(ベンチャーキャピタル)の投資実績を調べる
新卒で就活をしている人で実践している人はあまり多くありませんが、新卒を募集しているベンチャー企業やスタートアップは有名なVC(ベンチャーキャピタル)が投資しているかを確認するのは非常に重要です。スタートアップにとっては、VCから資金調達ができることで、会社の事業をさらに加速させることができます。
VC(ベンチャーキャピタル)とは、スタートアップに投資をしている会社のことで、VCが投資をしている会社は今後さらなる市場の拡大が予想されます。
理由は、VCで働いている人(ベンチャーキャピタリストと言います。)は毎日何十社とも面談を重ねて、投資する会社を決めます。
マネタイズや市場性、他社との競合性など、今後このスタートアップが伸びていくかという審査を通った会社が、やっと資金調達を受けることができます。
このようにベンチャー企業やスタートアップでVCから資金調達を受けられる会社は非常に限られています。
自分が志望する会社がどのようなVCから資金調達を受けているか確認しましょう。
例えば、VCでは以下のような会社があります。
- WiL
- インキュベイトファンド
- グロービス・キャピタル・パートナーズ
- YJキャピタル
これ以外にも「ジャフコ」や「サムライインキュベート」など、VCには様々な会社があります。
一方、これまで1度も資金調達をしたことのない会社を希望する場合、資金がショートする可能性がないか1度立ち止まって考える必要があります。
口コミで働いている人の評価を見る
会社のホームページや説明会以外にも、就活用の口コミで現場でどのような社員が働いているか知ることができます。
「オープンワーク」や「転職会議」を使うと、会社の雰囲気や仕事で大変なことなど、説明会では入手できない現場の情報を手に入れることができます。
ただし、全ての会社で口コミが投稿されているわけではなく、また会社によっては口コミが古く、情報が新しい物が無い場合もあるので、注意が必要です。
まとめ
今回は、「後悔しないベンチャーとスタートアップ」と題して、新卒で入る際の選び方について解説しました。納得のいくベンチャーやスタートアップに入社する際には、とにかく「会社の情報をたくさん手に入れること」です。
できる限り多くの情報を手に入れて、本当に自分が目指したい仕事やキャリアを構築できるのか客観的に考える必要があります。
そのため、説明会の参加に限らず、募集要項やVCの投資実績を見て、新卒で納得のいくキャリアを歩めるか考えたうえで入社をしましょう!
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